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職業が選べない不自由

 最近、弟と仕事について話をすることが多い。
 彼は、前に書いたような経歴の持ち主のためか、自分の周りのスタッフについても、いろいろ考えてしまうようだ。
 
 彼の職場は、単純作業従事者とそれを仕切る責任者、弟のような技術者に分かれる。
 単純作業のスタッフたちは、おばちゃんもいれば若い人もいる。若い人の多くは、大学進学する人なんてほとんどいないような高校を卒業した人あたりだろう。
 彼らを見て、弟は
 「ああいう仕事をしていると、自分の作業効率を上げてもっと会社全体の生産性を上げようとか、そういう向上心って産まれないよなぁ」
 「若い人はすぐ辞めちゃうけども、単純労働しかできないならどこに行っても給料だって安いだろうし、仕事がつまんないから続かないだろうし。でも、本人に向上心がなければどこにいたって同じなんだよな」
 というような話をしていた。

 さらに、私が「13歳のハローワーク」がおもしろい、という話をしたら
 「…うちの会社にはさ、鶏の糞を流す枠が詰まらないように、棒でつついて流していくっていう仕事があるんだよ。50代くらいの人がやってるんだけどさ。何が楽しくてあの仕事してるんだろうって思うけど、この仕事は会社には必要なわけで、誰かがやらなきゃいけない。そういう(いわゆる誰もやりたくない、底辺の)仕事って、その本には載っていないでしょ、仕事として認められてないわけだ。そういう仕事って自分が選んでやるわけじゃなくて、他の仕事が選べない人がやることになるんだよね。あの人を見てると、仕事を選べないって怖いって思う。だから自分ももっとがんばろうと思うよ」

 この言葉を聞いて、私はけっこう衝撃を受けました。自分の無知さに。
 私は仕事を選ぶ側のレールを走ってきた人間なので、仕事に対して「自分が選んでいくもの」という見方しかしていなかった。
 でも、仕事を選べない人も、多いんだよね。そして、そういう人が従事する「仕事とみなされないような仕事」が社会を支えてもいるわけで…。

 今の仕事で、ジョブカード制度がらみでキャリア形成に携わることになりそうなんですが(そのうちキャリアコーディネーターの資格もとるよ)、調べるにつけ、キャリアデザインって本当に大事だと思う。
 無意識のうちにできている人もいるだろうけど、私をはじめ、行き当たりばったりでなんとかなってるって人も多くて、壁にぶち当たって戸惑ったあげくとりあえず資格だ!と現場では役に立たないような資格をとったり、ひどい人はいい年こいて「自分探し」してみたり。
 (自分探しなんてしても無駄なんですよ。自分は作るものだから…と、今読んでる本に書いてた)
 自分のたどりたい道筋が一つあれば、戸惑うことも少なくなるだろうし、道から外れてもその経験を無駄にすることもないだろう。

 キャリアデザインをすることって、「職業を選べる立場に居続けられる自分を作ること」でもあるんだろうな。

追記:
…と、書いた後に、自分に都合のいい待遇が得られなくて会社を辞めてしまう、ある意味「仕事を選んでいる」若者が多いことを思い出した。
でも、彼らは将来こうありたい自分、プロとして就きたい職業があるわけではなく、その時の自分にとって楽で快適な場所を求めているだけだ。
居心地のいい場所は誰かが準備してくれるわけじゃない、自分が作り上げるものなんだぞ。

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Author:こけし
イカとサバの街から冷麺とわんこそばの街に移り住んだ、アラフォーです。

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