今日のBS日テレ「
ぶらぶら美術・博物館」は、国立新美術館の「
ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」をフィーチャー。
…ああ、日テレも主催なのね、この展覧会。
こんなこと書くと「おまえはほんとに美術系なのか」って思われそうだけども、なんかさー、印象派ってぼんやりしてる(矢作も同じこと言ってた…)し、万人受けな感じで、あんまりピンとこなかったのよね。マネは好きなんだけど。
でも、山田五郎さんの解説聞いて、印象派おもろいじゃん! って思いましたよ。
モネの3作ある「日傘の女」のそれぞれの違い。後に描いた方が技巧的には上かもしれないけど、最初の奥さんと息子のやつがいちばん幸福感にあふれてるよね、と言っていた。ん~、確かに。
その
モネの奥さんと息子が庭でくつろいでる様子を、モネが描いている時、ルノアールもやってきて「お、いい感じじゃん、おれも描きたい」って横で描きはじめて、モネがムッとしたとか。
んー、五郎さんの生解説で、絵見たいなー。
青臭くて恥ずかしいけども、万人受けするものより、わからなくてもとんがってるものの方が上だと思ってた時代があったのです(今でもとんがってるものは好きだし、応援したいけど)。
でも、自分が多少なりともなにかを作る仕事をしてみると、万人受けするものを作るって、簡単なことじゃないことがわかるし、わかりやすいものは、やっぱりエラい。
中身がないから理解しやすいのはダメだけど、誰かの思いや主張を万人が理解しやすいように噛み砕き、さらに芸として高い品質を維持できるって、そうそうできることじゃないもんね。
わかる人にしかわからなくていいっていうとんがりは、独りよがりなだけだもんなー。
それはともかく。
青森県立美術館でも「
美術館が解いた謎」という、印象派の展覧会が開催されます。
この夏は、印象派がアツいね!