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受験の機会があるなら、する方がいいと思うの。

来年度に高校受験を控える子どもを持つ方と話す機会があって、
彼女が
「本人が大変そうだから、推薦で受かるとこに進ませようと思って」
と言っていた。
それを聞いて私は
「確かに試験を受けて合格するのは大変ですけど、絶対に受験して入学した方がいいですよ。大学を推薦で入って退学したうちの弟も『受験して入ったら退学しなかったと思う。努力して手に入れたものは簡単には手放さない』って後悔してましたよ」
と返した。

「受験する本人が大変そう」=「子どもの大変そうな様子を見る、親の私が辛い」んだと思う。
失敗したらかわいそう、どう慰めていいのかわからない…自分の辛さを子どもに転嫁してるんじゃないかと思うのよね。
でもねぇ、未来を賭けて自分自身の実力をぶつけて結果を得る機会って、人生でそうそうあるわけでもないし、弟が言うように、努力して手に入れたものはそう簡単には手放さないと思うんだよね。
受験を経て競争力が身に付くのかは謎だけど、自分の努力が報われることがあるという自信には繋がると思う。

そもそも、「大変そうだから」という理由で、親が子どもの未来を操作するのは、いかがなものか。
うちの弟みたいに、ぼんやりしていて自分で自分の進路を決められなさそうな子どもにこそ、自分自身が歩みたい道を根気づよく決めさせるべきなんだと思うけどね。

私だって、始めからこうなろうと思って高校、大学を決めたわけではない。
でも、自分が選んだ道が正しかったと信じたい一心で、今、ここにいるんだと思う。
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  • 2013-03-16│
  • Category:日記

4月から、新しい職に就きます。
職業訓練指導員として、デザインの技術を伝える仕事をします。

いちおう、教育学部の美術科を出て教員免許を持っていますが、私は公務員と教員にはなるまい、と決めていました。
…それが、何の因果か、公務員で人に教える立場に!
人生って、どんな縁があるのかわかりませんね、ほんとうに。

30代後半から少しずつ、今後の自分の働き方について考えていました。
今はまだ現場で力をつけていきたい。
でも、この仕事をずっと現役で続けられるわけはない。
ずっと、焦りのような気持ちを持ち続けていました。

デザインの仕事、特に定期刊行物に携わる仕事は、体力と瞬発力がなければできません。
1ページ買い切りのレイアウトが、午前中に原稿が渡されその日の夕方までに初校を出すということも、ザラにあります。
案を練る余裕もないので、引き出しから在庫を探し出すような仕事になります。
そうすると、これってどこかで見たような…という仕上がりになってしまう。

今より若い頃の私がそんな話を聞いたら「それってただの言い訳じゃん、もっと努力しろよ」と言うことでしょう。
でも、年を重ねると、どんなに気力があっても、体がついていかないのが現実だということを、ここ数年、身を持って感じていました。
もちろん、志半ばで手を引かざるを得なかった仕事への喪失感、モチベーションの低下もありました。
現場を離れる決意をしたのは、自分の劣化を突きつけられるのがたまらなかった、というのが本音かもしれません。

20代の頃、当時の上司に「この会社では、ホームランバッターは必要ないのよ」と言われました。
まだデザインというものをよく理解できていなかった若い私は「自分が作ったものが認められないと意味ないじゃん!」と思っていました。
ある日、球場にヤクルト対広島戦を見に行きました。
その頃広島に所属していた金本を見て、ああ、こういうことかと納得しました。
金本が打席に立つと、野球を知らない私も、なんだか安心するのです。
だって彼は、必ずバットにボールを当てるから。
そして彼のそういう頼もしさが、チームの勝利に繋がる。
そうだ、私はこういうデザイナーになろう、と思いました。

そして今年(正確には去年ですね)、金本は引退を決めました。
冗談みたいな話ですが、金本の引退会見を見て、私もそろそろ現場を離れる時期なのかも、と思ったんです。

引けることを決意できるうちに身を引くことができるのは、ある意味幸せだと思います。
もちろん、次を決めずに辞めてしまうのは無謀なので、しばらく次をどうするか考えるつもりでいました。
そんなときに、「職業訓練指導員の募集をしてるから受けてみたら? こけしは条件に合ってるから」と、大学の先輩に持ちかけられたんです。
はじめは現場への未練があったし、他人に教える立場になることに不安があったので、受験はしないつもりでいました。
でも、転職するなら今しかないかも、と、心は揺れていました。
その話があった日に、偶然、友人に会ったのでその話をしてみたら
「いいんじゃない? 受けてみたら?」とあっさりと言われました。
別な友人にも「いいと思うよー」と言われました。
そして、決め手になったのは、文科省管轄ではなく、厚労省管轄の学校だということ。
私の興味、そしてできることすべきことは教育ではなく、技の継承だから。

友人たちに背中を押され、負け戦はしたくない質の私は、当然勝ちに行くつもりで、受験に臨みました。
試験自体は、他の職員の皆さんに申し訳ないくらいにあっさりとしたものでした。
民間出身の中途採用者なので、経歴が重視されたのでしょう。
そう考えると、この17年間、自分を育ててくれた先輩方、後輩たちに、感謝してもしきれない。
もちろん本当の試練はこれからだけれど、まずは、デザインに携わる仕事を続けられることに、ホッとしています。

私が職業としてアーティストではなくデザイナーを選んだのは、自分自身を認められたいというのではなく、裏方として、誰かの役に立つのが性に合っているから。
私が携わったものが誰かの思いと誰かの思いを結びつけられたら、そしてそれでみんなの心が温かくなってくれたら、それが至上の喜びです。
誇りを持ってそういう仕事ができる人を送り出せるように、そして彼らの作るものがみんなの心を温められるように、私はこれからがんばっていこうと思います。

ちなみに、父に昨日「県庁から電話来たよ」と連絡したら「おー、よかったな。何でも欲しいもの買ってやるぞ!」と言われました。
四十路になって年金暮らしの父にお祝いを買ってもらうのもなぁ…と思いましたが、せっかくなので買ってもらうことにします。
そういえば今まで、就職活動もきちんとした入社もしたことがなかったんだもんな。
父にとっても、初めてのお祝いだからね。
さーて、何買ってもらおうかな〜。

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  • 2013-03-16│
  • Category:日記

おとうと

今日、昼ご飯を食べながら、母の火葬に出てくれた先輩と話していた。
「弟くん、あの時ずっと外で、煙突の煙を見てたんだよ」
…そうだったんだ。
私は控え室でいとことかと話していたので気づかなかったけれど、今思えば、あの場所に弟はいなかったもんな。

納棺の時、みんなで一言ずつ母に声をかけたんだけど、私は何も言えなかった。
弟は「今まで親孝行できなくてごめんなさい」と2回言っていた。
でも、あんたはちゃんと、親孝行してるのさ。
だって、赤ちゃんの時、腸の病気で死にそうになったけどちゃんと生きて、大きくなったから。
両親と一緒に暮らしてくれたし。

弟はあれから体調を崩している。
腹は壊すし、風邪はひくし、腰も痛いし、顎も痛いと言っていた。

男の子にとって、母親は、特別な存在なんだろうな。

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どっち脳?

母と会えなくなってしまってから4週間経ちましたが、まあまあ元気でやっとります。
時々、ふとしたときに悲しい気持ちになってめそめそはしますが、それは仕方がないもんね。

てなわけで、お題の「利き脳」について。
「右脳」と「左脳」で役割が違うのは知ってるけど、自分はどちらの脳が利き脳なのか、わかってないですよね。
信憑性があるか怪しいですが、こんな「利き脳チェック」があります。

やってみました? どうでした?

私、自分でも意外だったんですが…インプットもアウトプットも右脳が利き脳でした。
意外っていうか結構ショック。
もっと理論的な人間だと思っていたのに…!(オマエの自己評価の方がショックだよ! ってツッコミが聞こえる…)
そういえば、感情を鮮やかに言葉で表したり、説明がわかりやすい人に会うとうらやましいと思ったりするもんなぁ。

で、この利き脳、お片づけに活用できるようです。

私、意識はしていませんでしたが、「入れっぱなし・掛けっぱなし・放りっぱなし」収納がメインです。私の部屋を見てもらえれば一発でわかるでしょうが。
仕舞ってしまうと二度と出さないし、使う頻度の多いものなら見えていた方がいい。片付ける労力を減らすためにモノを持ちすぎないようにする…という方向を突き詰めて、今に至るんですけどね。でも、だいぶストレスは少なくなりました。ちゃんと仕舞わなくていいんだもん。

それにしても…私、「うさ脳」がよかったなー。って言ってもしょうがないんだけどさ。

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Author:こけし
イカとサバの街から冷麺とわんこそばの街に移り住んだ、アラフォーです。

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